オレンジについて

日本におけるオレンジの歴史

1964年、外貨割当制度によるオレンジの輸入が解禁されました。しかし、国内ではみかんが広く流通しており、また輸入数も国によって厳しく制限されていたためオレンジは輸入が許可された少量が流通していました。当時は割り当て制と言って、購入する権利を持った一部の業者だけが数量限定で輸入できるものだったのです。元々の価格が安いため高級品というほど高価ではなかったようですが、高い関税とこのような事情によりオレンジは今より高い価格で販売されていました。

シトラス人気の高まりと現在

オレンジは人気の果物で、毎年輸入数の上限一杯まで輸入されていました。そのため、輸入数の制限が緩和されていくのに従って輸入量は増え、人気を博します。オレンジは1991年に自由化されますが、輸入増に伴って現在のような日常的に購入できる価格になりました。

オレンジの輸入先

オレンジの輸入先は長らくアメリカの独占状態でした。これは、果実の大害虫であるミバエ侵入防止の観点から、ミバエ発生国からの輸入には長期間の低温処理が必要など厳しい規制があったためです。1991年のオレンジ輸入自由化以降にこれらの規制が徐々に緩和されると、南アフリカ、チリ、オーストラリアなどの産地からの輸入が増加しました。中でもオーストラリア産のオレンジは国の政策で積極的に輸出拡大を行っており、ここ数年で大きく輸入量を増やしました。1991年と1999年に輸入量が大きく減少しているのは、アメリカの産地で寒波による被害が発生したためです。

オレンジの関税

関税面では国産柑橘の保護のため季節毎に異なる関税が設けられていましたが、TPPとJAEPAの発行によりいずれも撤廃されます。同様にマンダリンやグレープフルーツの関税も徐々に引き下げられていくため、今後ますますシトラスの市場におけるオーストラリアの存在感は高まっていくでしょう。

オレンジの収穫

現在でも果実の収穫は機械化が難しく、大半は手作業で収穫されています。オレンジも輸送手段こそ機械化されましたが、収穫方法は昔からあまり変わっていません。写真では梯子を使って収穫していますが、下の写真のように手に届く範囲で収穫できるよう木を低く切りそろえている園地も多いです。

 

オレンジの箱詰め

国産のみかんの箱はL、M、Sなどの大きさで分けたみかんを重さで詰め込みますが、輸入柑橘の場合、56玉、72玉など中に入っている数の表記がそのまま玉の大きさを示しています。写真のオレンジは一見無造作に積まれているようにも見えますが、規則正しく段組みされていて、中身の個数は一定です。

オレンジの種類

オレンジは世界中で育てられているうえ、自然交配しやすいので無数の品種があります。ここでは、輸入されている主だった品種を紹介します。

 

ネーブルオレンジ

ネーブルはへそという意味で、へそ状の窪みがついていることからネーブルオレンジと呼びます。バレンシアオレンジより甘味が強く、生食に向いています。この特徴は寒い時期により美味しく感じるため、冬場は流通量が増えます。輸入オレンジの中でも代表的な品種であり、産地の切り替えによって通年供給しています。

 

バレンシアオレンジ

オレンジの産地で有名なスペインのバレンシア州にあやかって名付けられたアメリカ原産のオレンジです。酸味が強く果汁が多いため、生食の他ジュースや加工品にも適しています。この特徴は暑い時期に美味しく感じるため、夏場は流通量が増えます。

 

マーコット

日本人にとってもっとも馴染み深い温州みかんそっくりの品種がマーコット。みかんと並べても区別がつかない程よく似ていますが、別品種です。皮が薄く、強い甘みとバランスのいい酸味で食味良好です。

 

ミネオラ

小さいデコポンのような見た目が特徴のシトラスです。ちなみにデコポンは凸ポンという意味があり、まさにこの形を表しています。オレンジより皮が薄いため剥きやすく、みかんのように剥いて食べることができます。強い甘みと適度な酸味があり、濃厚な味です。

 

オレンジの効能

http://www.swift-web.org/cp-bin/blogn/index.php?e=1483より スーパーのオレンジジュース売り場

アメリカでは大半の家庭で朝、オレンジジュースを飲むそうです。そのためスーパーの売り場では何十種類ものオレンジジュースが並んでいます。日本でもホテルの朝食などでオレンジジュースが提供されます。これは、朝、血糖値を上げることで目覚めの一杯になるほか、重要な抗酸化物質であるビタミンCを摂取して紫外線などから体を守る合理的な習慣です。その他、ビタミン、葉酸、カリウムなどが豊富に含まれており、貧血や高血圧の予防にも効果的です。

http://enjoy17vienna.blog.fc2.com/blog-entry-123.html

こちらはセルフサービスのオレンジ絞り器です。最近、国内のスーパーでも導入している店舗がありますが、まだまだ珍しいこの機械は、オレンジジュースが日常的に飲まれる国のスーパーではよく見かけます。また、スペインでは多くの家庭にこのような皮を剥かずに投入できるオレンジ絞り器が置いてあるそうです。

船昌商事のこだわり

オレンジジュースとしての消費がメインの海外と違い、日本は生食が基本なので見た目や食味が重要です。弊社のシトラスは量を扱う商売ではないので、品質と適正価格にこだわっています。例えば、担当者の「糖度が12度以上無いと日本人はおいしいとは思わない」というこだわりをもとに、おいしいオレンジを供給してくれる畑を選定しています。また、オレンジのシーズンスタート時期にはフルーツが緑色の状態で収穫を行い、エチレンガスによって表皮をオレンジ色にした物が出荷されることもありますが、これは樹上追熟されたものに味が劣ります。そのため、弊社では樹上追熟されたオレンジのみを輸入しています。

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