グレープフルーツについて

グレープフルーツの歴史

 

 

グレープフルーツ用ギザギザスプーン 半分に切って砂糖をかけ、スプーンですくって食べるのが1種のステータスでした

 

戦後、国内ではみかんが広く流通しており、また輸入数も厳しく制限されていたためグレープフルーツは輸入が許可された少量が高級品として流通していました。これは当時の輸入青果全般に言えることですが、一般の人々はお見舞いやお祝いなど特別な時にだけ食べていました。ただ、一部の低品質のグレープフルーツはあまりおいしくないためそれほど高価でもなく、砂糖をかけて食べていたそうです。一方、高品質なグレープフルーツはレストランでブランデーをかけて供されるなど高級品として扱われていました。

 

グレープフルーツ人気の高まりと現在

貿易統計より

 

1971年にグレープフルーツの輸入が自由化されると輸入量は大幅に増え、価格も手軽に購入できるようになりました。高級な贈答品としての立場は失ってしまいましたが、日常的に消費される果物になったと言えます。その後、輸入規制緩和に従って南アフリカ産がシェアを伸ばし、現在では旬の時期が異なるアメリカ産と南アフリカ産が半分ずつのシェアを持って通年供給されています。

 

 

グレープフルーツの種類

左からメロゴールド種、ホワイト種、ルビー種

販売の上では、グレープフルーツは赤系と白系に大別します。代表的な品種は赤系のルビー種です。果皮はオレンジ色で果肉は赤色。種はほとんどなく、しっかりした甘味、そして奥にある苦み酸味のバランスが良好です。果皮が黄色で果肉が白いホワイト種は、ルビー種と比べるとやや酸味と苦みが強い傾向にあります。昔の日本では白系が主流で、今でもよりグレープフルーツらしい味と言えるこちらを好む人もいます。この2品種が主流ですが、ほかにも果肉が薄桃色で、甘味と酸味のバランスがよいピンク種などもあります。また、下記のオロブロンコ種は白系でも見た目や味がかなり異なる品種です。

 

オロブロンコ・スィーティー

グレープフルーツと文旦をかけ合わせた品種で、近年、人気が高まっています。オロブロンコとスィーティーは同じ品種ですが、アメリカ産の物をオロブロンコ、イスラエル産の物をスィーティーと呼びます。果皮が緑色のまま入荷しますので、写真のように半分黄色で半分緑といった商品も見かけます。苦味、酸味の少ないさっぱりした味でいくらでも食べられる美味しさです。

半分だけ色づいたスィーティー

 

メロゴールド

オロブロンコの姉妹品種です。外観や味はよく似ていますが、上の比較写真にもあるように大玉傾向で、果皮が黄色です。グレープフルーツ特有の酸味や苦みがほとんどなく、とても食べやすい日本人好みの味をしています。

グレープフルーツの食べ方(世界編)

タイの調味料、プリック・グルアに様々な果物をつける様子

 

昔の日本ではグレープフルーツに砂糖をかけて食べていたと書きましたが、タイやベトナムでは今でも塩・砂糖・唐辛子・乾燥エビ等を混ぜた「プリック・グルア」につけて食べるのが人気です。カットフルーツを売る屋台でフルーツを買うと、一緒にこの調味料がついてきて、一口一口付けて食べます。日本人にとってフルーツはデザートというイメージが強いですが、タイ人にとってのフルーツは気軽につまめるスナック感覚で、小腹が空いたら屋台で買って食べ歩くもの。日本だとスイカに塩を振って食べることがありますが、どちらかというとサラダにドレッシングをかける感覚が近いかもしれません。この「プリック・グルア」を付けて食べるのはグレープフルーツに限ったことではなく、酸っぱい果物全般にあてはまります。ちなみに「プリック・グルア」はタイのコンビニやスーパーでたくさん売られている一般的な物ですが、日本人の味覚にはかなり好みが分かれるようです。

 

メキシコ、フルーツ用チリペッパーの広告

メキシコでは塩×唐辛子の「チリペッパー」を果物につけて食べます。このように、グレープフルーツに調味料を加える文化はアジアや南米では珍しい物ではないようです。(もっとも、メキシコ人は食べ物であれば何にでもチリペッパーをかけるそうですが……)

 

グレープフルーツの産地

中国、アメリカ、ベトナム、メキシコなどが生産量の上位国であり、寒さと湿度に弱い特徴からいずれも暖かく乾燥した地域で栽培されています。日本の気候風土に合わないため栽培は難しく、国内ではほとんど生産されていません。

 

グレープフルーツは放っておくと樹高15mくらいになってしまうので低く切りそろえてある産地が多いです。

幻の高級グレープフルーツ

昔は、グレープフルーツの中でもフロリダのオーキットアイランドという場所で取れたものが高級品として人気を博していました。海風から果実を守るため蘭の花の紙で包まれており、贈答用の高級果実のイメージの元にもなりました。皮が薄く、糖度と酸度のバランスが良い大変おいしいグレープフルーツだったそうです。ところが、園地は無くなり、今では食べることができません。

オーキットアイランドは温暖な気候の大変美しい島です。そのため、冬場の避寒地としての人気が高まり、再開発によって高級住宅の立ち並ぶ別荘地になってしまったのです。実は、フロリダの他の産地でも同じように、宅地開発によりグレープフルーツの木が切られるということが起きています。その他、ハリケーンによる被害やグリーニング病の影響等でアメリカのグレープフルーツは減産傾向にあります。

 

グレープフルーツの効能

http://florida-grapefruit.jp/health/02.html(フロリダグレープフルーツ公式サイトより)

 

ビタミンCやカリウム、クエン酸などが豊富に含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、クエン酸は疲労回復に効果があります。カリウムには塩分の吸収を抑えて血圧を下げる効果があるため、高血圧に悩んでいる方におすすめです。栄養以外にも、グレープフルーツのさわやかな香りはアロマや芳香剤に利用されるほか、皮に含まれる精油成分には溶剤としての作用があるため、洗剤に使われるなど幅広く利用されています。

 

船昌商事のこだわり

おいしいグレープフルーツを適正価格で販売するため、担当者がこれはと思ったグレープフルーツを産地から直接買い付けています。これまで冬場はアメリカ産、夏場は南アフリカ産を輸入することでこだわりを実現できていましたが、昨今、グレープフルーツの生産環境は変化しています。そのため、おいしいグレープフルーツを毎日安定して供給できるようトルコ、イスラエル、オーストラリアなどこれまで輸入量の少なかった産地へ積極的に働きかけています。

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