ベリーについて

ベリーは食用で小さい果実の総称ですが、日本の輸入青果の業界では、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ストロベリー、の事を指す場合が多いです。ここでは弊社取扱の大半を占めるブルーベリー、ストロベリーについて詳しく解説します。

ブルーベリーの種類

野生種と栽培種があり、栽培種はノーザンハイブッシュ系、サウザンハイブッシュ系、ラビットアイ系に大別されます。〇〇系の中でも無数の品種に分かれていますが、商品の価値として品種の違いは評価されないため、販売店で表記はされません。

ブルーベリーの歴史
ブルーベリーは古くからアメリカ大陸に自生していましたが、商用栽培が本格化したのは1960年ごろと歴史の浅い果物です。野生種から栽培に適したノーザンハイブッシュ系が生まれ、暖地でも栽培できるよう改良されたのがサウザンハイブッシュ系です。ラビットアイ系は、アメリカ南部の温かい地域に自生していた野生種の品種改良がすすめられたものです。落葉低木で、樹高は1.5~3mになり、栽培が容易なため園芸用としても人気があります。ブルーベリーは果実の中では寒さに強い植物ですが、中でもノーザン系は寒さに強く、ラビット系は暑さに強いため世界中の広い地域で栽培されています。

ブルーベリーのトップリーダーアメリカ

アメリカは、ブルーベリー産業発祥の国であり、産業の規模、品種改良、生産技術および生理・生態的研究など、全ての分野で世界のトップリーダーです。ブルーベリーは1951年に日本で初めて栽培されましたが、後述のいちごのように独自発展することなく、現在でもアメリカの育成品種を全国で栽培しています。

野生種と栽培種

出典:ブルーベリー統計情報より

野生種のブルーベリーは栽培が難しいことからワイルドブルーベリーとよばれ、低木の栽培種と違い、地下茎で広がる背の低い草です。また、背の低い野生種をローブッシュ、背の高い栽培種をハイブッシュと呼んで区別することもあります。アメリカ北部やカナダなど寒冷地に自生しており、地元で消費されるため日本には輸入されません。極めて野生に近い生態で必要最低限の管理(灌水、農薬など)しか行っておらず、収穫量はその年の環境に左右されます。

ブルーベリーの花


冬の終わりから春にかけてブルーベリーの花が咲きます。花が変形して実になるので、この時点でどことなく実を思わせる形です。ハイブッシュ系は自家受粉しますが、他家受粉のほうが実の付きがよくなるのでミツバチをつかって受粉させます。

ブルーベリーの収穫

収穫は基本的に人力で行われます。ローブッシュ系は農具で、ハイブッシュ系は手摘みで収穫します。

世界のブルーベリー生産量とシェア

出典:ブルーベリー統計情報より

世界中で人気が高まっており、生産量は年々増加し続けています。原産地である北米が最大の産地です。

輸入量とシェア

出典:果物ナビより

供給が途切れることのないようにメキシコ、アメリカ、チリ、3ヶ国の産地リレーで輸入されています。

日本のブルーベリーの生産量

出典:果物ナビより

ブルーベリーは、東京都が日本一の生産量を持っています。実が柔らかく日持ちも短いことや、ブルーベリー狩りなどを楽しむ目的もあり、東京および近郊に生産が集中しています。

ブルーベリーの旬
日本では6月~9月頃が収穫期ですが、水耕栽培と輸入により一年を通して供給されています。旬の時期は供給が増えるため、価格が安くなります。また、国産品と輸入品の間に大きな違いはありません。

 

ブルーベリーの自家栽培


頑丈なこと、日本の気候風土によく合うことから日本中で生産されています。自家栽培にも適しており、果樹の中では一番簡単に育てることが出来ます。秋には美しい紅葉を見ることもできます。中でもブラックベリーやラズベリーは1本で実をつけるため初めての自家栽培に向いています。

ブルーベリーの保存
冷蔵庫で保存しましょう。あまり日持ちのするフルーツではありませんが、冷凍することで最大10ヶ月ほど保存できます。

ブルーベリーの健康効果

ベリー類の健康機能性については非常に多くの研究があり、紹介しきれませんが、かいつまんで説明します。

ブルーベリーにはポリフェノールが豊富に含まれており、そのうち最も重要な成分はアントシアニンです。アントシアニンの摂取は心血管に関連する死亡リスクを下げることが分かっています。例えば、心筋梗塞の発生リスクを32パーセント低下させます。また脂肪の蓄積を防ぎ、内臓脂肪を低下させる効果もあります。この二つの効果と関連して、糖尿病のリスクを低下させます。また、高齢者や子供を対象とした実験において、ブルーベリーの摂取により認知能力が向上しました。

ブルーベリーは目に良い?
ブルーベリーが目に良いということは昔から有名で、今や常識と言えますが、実は科学的根拠はありません。むしろ、数々の実験で健康な人の視力向上に効果なしという結果が出ています。この話の元ネタは、第二次世界大戦中に夜間飛行を行うパイロットの中で戦果の良い者が、毎日ブルーベリージャムを食べているというものです。しかしこれは、自国のレーダー性能の向上を誤魔化すためのデマでした。まさか某国の諜報機関も敵国を騙すための嘘が80年後の日本で常識になっているとは思わなかったでしょう。とはいえ、ブルーベリーの摂取が重要な疾病や罹患のリスクを軽減させることは間違いありません。

 

船昌商事のブルーベリー

アメリカ産とメキシコ産を中心に通年で供給しています。通常、サイズ問わずでパックされるブルーベリーの中から、特に大粒のものを選別してパックしたスーパーブルーベリーは自慢の一品です。

購入方法

ブルーベリーの名産地、アメリカ・オレゴン州の歴史ある農園で作られたブルーベリーを通販サイトで販売しています。ちょっと量が多いですが、その分お安くなっておりますので贈答や料理にいかがでしょうか。業者の方はこちらからお問い合わせください。

 

 

ストロベリー(イチゴ)について

貿易統計より

輸入のイチゴはあまり見かけないかもしれませんが、実は通年でかなりの量が輸入されています。イチゴの輸入量はここ10年、3000トン前後で推移しており、大きな変化はありません。

 

いちごが日本に来るまで

アメリカから船便で3週間ほどかけて輸入されます。輸出に向いた品種であることと、冷蔵技術の向上により品質を保ったまま輸入できます。

 

シェア率

貿易統計より

日本へ輸入されるイチゴは9割がアメリカ産、残りはオランダ産です。さらに、アメリカで生産されるイチゴの9割以上がカリフォルニア州で作られているので、輸入イチゴとは基本的にカリフォルニア産イチゴのことです。オランダ産は国産イチゴの少ない夏場に輸入されています。国産イチゴに近い品質が人気で、近年シェアを増やしています。

輸入イチゴの旬
産地を切り替えて1年中供給されるため特に旬はありません。国産イチゴのなくなる夏場に輸入量が増えます。

世界一イチゴが好きな日本人
日本人のイチゴの一人当たりの年間消費量は世界1位だといわれています。近年は果物全体の消費量が減少していく中イチゴも減少傾向にありましたが、食べやすさ、ゴミの少なさなどがトレンドに合致していることもあり、消費量は回復傾向にあります。

国産との違い


輸入イチゴは国産イチゴに比べ実が硬く、果汁が少ないという明確な差異があります。これは、輸入のための長距離輸送に耐える必要があるからです。そのため非常にデリケートで数日しか保存がきかない国産と違い、適切な冷蔵環境下では数週間保存することができます。純粋に生食用として発展、改良されてきた国産イチゴと比べると酸味が強く、好みもありますが生食としては劣る印象です。一方そのはっきりとした味がケーキなどと相性が良く、洋菓子では主に輸入イチゴが使用されています。一般のお店ではあまり扱っていませんが、外国人向けや輸入食品を揃えた量販店などで購入することが出来ます。

イチゴの歴史

日本におけるイチゴの本格的な栽培が始まったのは明治時代で、はじめは海外品種を輸入したものでしたが、独自の発展を遂げ現在では固有の品種が多数あります。詳細についてはわたなべ様の製作したこちらのページをご覧ください。生産量は世界10位と多くはありませんが、そのほとんどが国内の生食で消費されているのが特徴です。そのため輸入イチゴは加工食品に使用されており、生食用はあまり出回っていません。

栄養
ビタミンC・食物繊維・カリウム・ポリフェノール・カルシウム・マグネシウムを含んでいます。それぞれ美容・整腸・塩分排出・免疫強化・精神安定・血圧安定等の効果があります。特にイチゴの赤い色素成分であるアントシアニンは前述したように複数の健康効果が証明されています。

船昌商事の販売するイチゴ

 

ドリスコル社について

150年以上の歴史を持つ世界最大のベリー企業です。
開発、生産、包装、流通の全てを行っており、24ヵ国で生産、48ヵ国に販売しています。

 

ブラックベリー

ブルーベリーより背の低い落葉低木です。丈夫な上、たくさんの実をつけます。実の中心に硬い芯があるのが特徴です。酸味の強い加工向けの品種と酸味の弱い生食向けの品種がありますが、国内ではあまり流通していません。

ラズベリー


甘酸っぱい独特の食味と香りがあり、主にロシア、ヨーロッパ、アメリカなどで生産されています。低木で、育てるのがとても簡単なため園芸でも人気があります。冷凍やシロップ漬け、ジャムの形で流通している物が大半ですが、当社では生の果実を取り扱っています。生食でもおいしいですが、粒の一つ一つにゴマのような種があり食べられはするのですが口当たりが悪いため、種を濾して食べるのがおすすめです。

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