TRIVIA輸入フルーツ豆知識
ブドウ
2026.10.05

アメリカ産 ブドウ

01.アメリカのブドウ畑に行ってきました

カリフォルニアについて

アメリカはブドウ生産量世界3位の国です。気候がブドウの生産に適していることもあり、全州で生産されていますが、その多くはカリフォルニアで作られています。産地の様子や市況等の現状確認と、品質の良い商品を確保するため、カリフォルニアのぶどう園地を訪ねて回りました。(左図白丸の辺り)

カリフォルニアは南北に広く、太平洋に接し、険しい山や谷があることから複数の気候区分を持つ州です。今回はカリフォルニア中央部にあるキングスバーグやデラノといったブドウの名産地を視察しました。右図のデラノ地区は航空写真では緑豊かな土地に見えますが、緑色の部分はほぼ全て地下水などによって灌漑された農地であり、自然状態ではわずかに雑草が生えている砂漠地帯です。

砂漠でブドウを作るワケ

気候区分の近いメキシコ産ブドウの項目で詳しく解説していますが、砂漠の激しい寒暖差と少ない降水量がブドウの生育に適しています。

アメリカ産ブドウの出回り時期

産地カレンダー

アメリカ産ブドウは9月~12月に出回ります。古くからの主要な輸入先ですが、メキシコ産やオーストラリア産が台頭してきた現在も、他産地とは生産時期が異なるため輸入量は安定しています。

多様化する輸入先

長年チリ・アメリカの2産地から輸入されていましたが、2015年にはミバエ系害虫の防除技術の進歩によってオーストラリア産が解禁され、2023年からはペルー産の入荷が増えています。また産地の多様化によって入荷時期も幅広くなり、ほとんど通年で供給できる商品となりました。輸入量も20年前と比べると4倍近く増えており、とても身近なフルーツになったと言えます。

02.畑の様子

園地は広大なので、移動には車を利用します。

輸入ブドウの園地と言えばこれ。国産ブドウなどと比べると成りすぎにも見えますが、おいしくするための剪定は行っていますので、味は決して劣りません。

まだ未熟なブドウです。収穫は人の目で一つずつ熟度を確認して行われますが、白ブドウは色が変わらないので見極めが難しいです。

栽培前の園地の様子です。つる性植物のぶどうが絡みついて育つための柱が点々と見えます。

03.まとめ

アメリカのブドウはその高い品質と長年の実績から世界的にも人気で引き合いが強く、安定供給が難しい商品です。近年は特に価格面において他産地に押され輸入量が減少していますが、

今後も高品質のブドウを日本の市場に提供できるよう、産地との関係を深めて行きたいと思います。