ペルー産有機バナナ

ペルーについて

ペルーは赤道にほど近い南米の国。

面積129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)で、マチュピチュやナスカの地上絵など遺跡が有名な人口約3200万人程の国です。

出典:https://ja.maps-peru.com/ 航空写真より 赤いマークの位置は本記事で取り上げるバナナの生産地、テュンベス地方

 

国土の最北端が赤道から3メートル南にあり、ほぼ赤道直下の暑い地域です。気候的には熱帯に属しますが、沿岸部は砂漠、内陸に向かってアンデス山脈があり、内陸部にはアマゾン川流域のジャングルが広がっているため標高や南北差によって大きな違いがあります。

ペルーのバナナは世界で生産量43位、輸出量16位と隣国のエクアドルが生産量5位、輸出量1位であることに比べると有名な産地ではありませんが、ある分野において独特の強みを持っています。

 

ペルーバナナと言えば有機栽培

日本国内においてもペルー産バナナの流通量は少ないですが、ペルーのテュンベス地方は有機バナナの栽培に適した産地。降雨量の少ない砂漠地帯で生産されるバナナは、農薬を使った雑草や病害虫対策が不要で有機栽培に取り組みやすいためです。足りない水はアンデス山脈を水源とする川からの灌漑で補っているので、天候による影響も少なくて済みます。また、ほぼ赤道直下のため緯度からすると1年中暖かい地域のはずですが、近海を南極からのフンボルト寒流が北上している為、昼は暖かく夜は涼しいという気候になっています。バナナは昼夜の寒暖差があると生育が遅くなり、その分甘く育ちます。

 

有機バナナとは

化学肥料・農薬を使わずに育てた作物を有機と言います。バナナの場合、➀化学肥料・農薬不使用、②燻蒸していない、③認定工場で加工の3条件を満たしたものを有機バナナとして日本で販売することができます。

 

➀ポストハーベスト農薬、燻蒸の危険性がない「有機JAS認定」を受けているバナナです。産地の農園が有機JAS認証を取得しています。ペルーの契約農園で、有機栽培用の肥料を使い、除草剤を使わずに、除草作業を行って栽培しています。
➁輸入時の食物検疫で害虫が発見されず、燻蒸処理を行っていないバナナです。燻蒸した場合は供給しません。燻蒸してしまうと、栽培工程で有機JAS認証をとっていても「有機バナナ」の表示はできません。
➂有機JASの小分け認定を取得している工場で加工しています。マニュアルに基づいて、小分け・袋詰めなどの作業を行っています。

 

広がる有機食品市場


世界のオーガニック市場は15年間で5.3倍に拡大しました。上のグラフを参照すると、今後食品はより、安心で安全な食品を消費者から求められるようになることが予測されます。有機バナナはアメリカではベビーフードとしても需要があります。

 

船昌商事の取り組み

 

 

入荷直後のバナナ 軸から切り取られた部分が変色している       変色部をカットしてから袋詰め

 

自社で1点1点袋詰めしているため、軸の変色が遅いという特徴があります。また、1本入りパックや少ない入り数の箱など特殊な規格の制作についても、お客様の要望に合わせて柔軟な対応が可能です。

 

通常、バナナは産地でパッキングされて日本へ送られてきます。パッキングのためには大きなバナナの房から袋詰めするのに相応しい大きさに裂く必要があります。軸の部分を裂くのですが、裂くことがバナナにとってのダメージとなり、変色が進みやすくなります。店頭で販売されているバナナの軸の部分だけが黒く変色していることがあるのはこのためです。弊社の扱っている有機バナナは国内に入荷してからパッキングを行っているため、軸へのダメージが少なくて済み、綺麗な状態が長時間保たれます。また、出荷前に1点づつ検品しているため高い品質の物を供給できます。

 

産地についてもっと知りたい方はエクアドルバナナ産地レポートもご覧ください。隣国のため、気候区分が近いです。

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