自分なりの戦略を立て、
計画がうまく進むと快感です。

食品に関わる仕事は、社会に欠かせない“無くならない産業”だと考えていました。特に当社のように原料を安定的に供給する役割は、生活にしっかり根付いた仕事だと感じたことが最初のきっかけです。また、私は一人ひとりの声が届きやすい環境で働きたいと思っていました。船昌商事はアットホームな規模感でありながら、全国の量販店（スーパー）と取引し、フルーツの流通を支える大きな役割を担っています。その“ちょうど良さ”に魅力を感じ、入社を決めました。

私の担当は、メロン・スイカ・柑橘類などのフルーツです。産地の生産者と交渉し、必要な数量を安定して仕入れるところから仕事が始まります。入荷後は、市場の動向やお客様のニーズを踏まえて価格を決め、量販店や仲卸業者へ販売していきます。仕入れと販売の両方を担当するため、天候や収穫状況、相場の変化を見ながら最適な提案を考えるのも営業の大切な役割です。フルーツが無事に店頭に並ぶまでの流れをつくる、“流通の要”のような仕事です。

国内外の産地状況や天候の影響を大きく受けるため、いくら準備しても計画通りに進まないことが多い仕事です。だからこそ、市場の動きや気候を読みながら自分なりの戦略を立て、そのとおりに物事が進んだ瞬間はとても面白く、達成感があります。状況が変わるたびに仕入れ量や販売方法を柔軟に調整しながら、最適な答えを導き出すところに、この仕事ならではの醍醐味を感じています。

世界的な異常気象の影響もあり、海外からの仕入れは年々難しくなってきています。だからこそ、私自身も含めて若手の成長をこれまで以上に支え、チーム全体の力を底上げしていきたいと思っています。みんなで助け合いながら、日本の食卓においしいフルーツを届け続けられる体制をつくっていきたいですね。